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子どもが熱を出したら

子どもは免疫が未熟なため、大人以上に感染症にかかりやすくなっています。発熱は体の防御反応ですが、高熱が続くと脱水や熱性けいれんのリスクが伴いますので注意が必要です。そもそも高熱自体が重篤な感染症のサインの可能性もあるため、お子様が高熱を出した場合には、すぐに受診してください。
発熱外来について
森川医院では発熱外来を設けております。インフルエンザや新型コロナウイルスの迅速検査も可能ですので、発熱や咳、鼻水などの感染症が疑われる症状がある場合には、そちらをご利用ください。当院を初めてご利用される方への診察も承ります。
よくある感染症の例
風邪(感冒、急性上気道炎)
鼻水、咳、発熱が主症状です。多くは3~7日で自然に改善します。
インフルエンザ
風邪の症状に加えて高熱、頭痛、関節痛などの全身症状が強く現れます。迅速検査で診断可能で、抗ウイルス薬による治療が有効です。
手足口病
口の中や手足に水疱ができます。軽症であることがほとんどで、1週間程度で自然治癒することが多いですが、ウイルスの感染力が強いため注意が必要です。
RSウイルス感染症
発熱、鼻水、咳など風邪に似た症状が特徴です。ウイルスの感染力が強く、2歳までにほぼ全員が感染するとされています。1歳未満の乳児が感染すると、重症化して細気管支炎や肺炎に進行することもあります。
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)
耳下腺の腫れと痛み、発熱が特徴で、3~6歳のお子様に多く見られます。特効薬が存在しないので、ワクチンによる予防が重要です。
溶連菌感染症
喉の強い痛み、発熱、体の発疹が特徴です。抗生剤による治療が必要で、合併症予防のため10日程度の内服治療が重要です。
マイコプラズマ肺炎
長引く咳と発熱が特徴です。学童期に多く、マクロライド系抗生剤で治療します。
受診の目安
発熱は必ずしも治療が必要とは限りません。しかし、自身の症状を的確に把握して伝えることは子どもには難しいので、親御様による状態把握が大切です。まずはご家庭で様子を見ていただき、以下に当てはまる場合には受診をご検討ください。
早めの受診を推奨
- 38℃以上の発熱が3日以上続く
- なかなか泣き止まない
- 機嫌が悪く、ぐったりしている
- 発疹が出た
- 耳を痛がる など
すぐに受診が必要
- 生後3か月未満の発熱
- 意識がもうろうとしている
- けいれんが5分以上続く
- 呼吸が苦しそう
- 水分が摂れず尿が出ない など
子どもの感染症の治療
原因に応じた適切な治療
感染症の治療は原因となる病原体により異なります。ウイルス感染の多くは対症療法が中心となりますが、インフルエンザのように抗ウイルス薬が有効な場合もあります。また、細菌感染(溶連菌、マイコプラズマなど)では抗生物質による治療が必要です。
症状を和らげるため、解熱鎮痛薬、鎮咳薬、鼻水を抑える薬などを年齢に応じて処方します。脱水予防のための水分補給指導も重要です。
家庭でのケア
十分な休養と水分補給が回復の基本です。食欲がない時は無理に食べさせず、消化の良いものを少量ずつ与えます。解熱剤の使用は38.5℃以上でぐったりしている場合に限定し、熱が下がれば中止します。症状の変化を注意深く観察し、悪化の兆候があれば速やかに再受診してください。
予防と感染対策
ワクチン接種
定期接種、任意接種を適切な時期に受けることで、重篤な感染症を予防できます。当院でも様々なワクチン接種を行っております。
日常の予防策
- 手洗い、うがいの習慣化
- マスクの着用(2歳以上)
- 十分な睡眠と栄養摂取
- 人混みを避ける(特に感染症の流行期) など